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八咫烏シリーズ原作の阿部智里さん、漫画は松崎夏未さんの「烏に単は似合わない」のネタバレあらすじと感想です。
こちらも、前に紹介した「烏は主を選ばない」を紹介してくれた、会社の友人からの紹介です。実際は、こちらの「烏に単は似合わない」の方が先に紹介され、結構前に読んだのですが、「烏は主を選ばない」を読んだので、再度読み返しています。
作品名 | 烏に単は似合わない |
---|---|
原作/監修 | 阿部智里 |
漫画 | 松崎夏未 |
出版社 | 講談社 |
こちらは、若宮の妻に選んでもらうために中央へ集まる4人の姫達を中心に話が進んでいきます。家の思惑と姫本人の考えが絡み合って、しっかりサスペンスでした。
さっそく。八咫烏シリーズの「烏に単は似合わない」始めます。

「烏に単は似合わない」ってどんな漫画?実際に読んでみたあらすじネタバレ感想を紹介します。
「烏に単は似合わない」のあらすじやネタバレ
「山内」。八咫烏が住まう地域
次期金烏の若宮が帰ってくる。中央では1年後の若宮の后選びの為に桜花宮を開く準備を始める。
そして1年後、東西南北の各領の姫達が若宮のいる中央へ登殿する。
登殿は次の金烏の正室を決めることを意味するため、各領の姫が正室になることで政権と、さらに子供が男子の場合、その次の金烏となることから、家の繁栄が確約される。
そのことから、正室選びの登殿は東西南北の4つの領の代理戦争の意味を持っていた。
東領
二の姫の「あせび」が、一の姫「双葉」の代わり急遽登殿。体が弱かったこともあり、外出もほとんどしたことがない世間知らず。「春の殿」を預かり、何も知らない中若宮の正室となる為に、他の3姫やその女房と関わっていくのだが・・・
南領
一の姫「浜木綿」が登殿。最大勢力の南領の姫ではあるが、言葉遣いが悪く、ちょっと態度が姫っぽくないところが見られる。「夏の殿」を預かり、各家とは、ラフな感じで話しているようには見えるが・・・南家の思惑の中、浜木綿自身も何やら考えているようだが・・・・
西領
一の姫「真赭の薄」が登殿。2番目の勢力、西家の姫。姫らしい姫。持ち物も豪華であり、プライドも高い。入内するのは自分といった自信家。「秋の殿」を預かる。各家には、茶会に読んだり贈り物をしたり、正統派な振る舞いを見せるのであるが・・・・・
北領
三の姫「白珠」が登殿。軍事力の優れた北家らしく、交渉事など政治的に動く。表情があまりなく、冷静。表向きは西家、裏では南家、東家とも接触。自身よりも家の思惑を最優先に立ち回っているのであるが・・・・・・・
四家と4姫の思いと行動が交差する。
そして、あの出来事から一気に物語が動いていく。
四家の思惑とは。
姫達の思いとは。
そして、若宮の正室に選ばれるのは誰なのか?
「烏に単は似合わない」の登場人物や用語

「烏に単は似合わない」は、登場人物も多く、特殊な用語も多いと思ったので、登場人物と用語を別にまとめてみました。
- あせび:東家 二の姫。春殿を預かる。
- うこぎ:東家 あせびの女房
- 双葉:東家 一の姫。
- 浜木綿:南家 一の姫。夏殿を預かる。
- 苧麻:南家の女房
- 早桃:宗家の女房。登殿に合わせ夏殿に配属
- 真赭の薄:西家 一の姫。秋殿を預かる。
- 菊野:西家の女房
- 白珠:北家 三の姫。冬殿を預かる。
- 茶の花:北家の女房
- 大紫の御前:現皇后。強い権力を持つ
- 藤波:若宮の妹。
- 若宮:日嗣の御子。次の金烏。
- 山内:八咫烏が住む里。
- 領:山内の中にある東西南北4領に分けられている。それぞれ大貴族が統治している。
- 郷:各領の中にある地域。郷長が治める
- 宗家:一族の頂点。中央の地を統治する。
- 宮烏:貴族の八咫烏。身分が高い
- 山烏:庶民の八咫烏。身分が低い
- 金烏:宗家の長
- 桜花宮:日嗣の御子の后が住む後宮に準ずる宮殿。后の有力候補が入内前に移り住む場所
「烏に単衣は似合わない」の感想
ファンタジーサスペンスのカテゴリです。八咫烏シリーズと言われる小説の漫画化になります。
「烏は主を選ばない」と対になるお話しです。「烏は主を選ばない」は若宮側を中心に描いたお話しですが、「烏に単は似合あわない」は若宮の后候補側から描いたお話しでした。
こちらも用語も独特で登場人物も多いので、読みながらどの人がどんな思いで事を進めようとしているか。各家はどのように立ち回ろうとしているか。漫画の中に記載されている相関図を見ながら考えていくのが楽しかったですね。
序盤は、姫同士のいびりあいが強めですが、家や姫個人の思惑が見え隠れする感じです。
3巻目以降は一つの事件をきっかけに、大きく話が動く上に、そこからの展開から終盤にむけて進むので後半は休憩もなく一気に読み進めれました。
姫達それぞれに違った魅力があって誰が次の后となるのかといった点でも予想するのが楽しかったですね。
個人的には秋(真赭の薄)の立ち振る舞いが好きでしたね。一番正統派だと私は思っています。
- 家と人間模様が見える話が好き。
- よく考えたらちょっとヤバいなって感じを味わいたい。
- サスペンスだけど恋愛要素もちょっとほしい。
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作品名 烏は主を選ばない 原作/監修 阿部智里 漫画 松崎夏未 出版社 講談社 八咫烏シリーズ原作の阿部智里さん、漫画は松崎夏未さんの「烏は主を選ばない」のネタバレあらすじと感想です。1巻無料で読める方法も併せて解説しま …